Nov. 18, 2024 updated
●日 時: 2024年12月15日(日)午後2時〜午後4時(1時半受付開始)
●会 場: 善行公民館(善行市民センター)3F多目的モール
●テーマ: 『科学と医療の未来〜これからの日本は大丈夫か?』
●講 師: 笠原 忠 氏(慶應義塾大学名誉教授、自治医科大学客員教授)
日本の人口は2008年をピークに減少し急速に高齢化が進む中、様々な分野で国際競争力の低下が顕在化している。スイスの国際経営開発研究所によれば、日本の競争力は67か国中35位と過去最低を更新した。アジアに限っても、台湾、中国、韓国よりも下位である。日本の科学力は自然科学分野での注目論文数で、日本は世界第13位に後退して、韓国、スペイン、イランよりも下位となった。英国の大学評価機関による世界大学ランキングでトップ10はすべて英米の大学であり、東大でも30位ほどである。今後日本が国際協労力を巻き返してゆくためにも、大学・研究機関の研究力をいかに高めてゆくかが喫緊の課題である。
私は免疫やがん領域の研究者として、創薬に関わる研究と教育に従事してきた。そこで、(1) 日本の医療・介護の現状と問題点を示すとともに、(2) かつて多くのすぐれた新薬を創出した製薬企業が抗体医薬など新たなタイプの薬の開発になぜ乗り遅れたかなど、現状をどのように捉え、今後どのように再生してゆくべきかを展望する。
●この講座に参加されたい方:講演参加受付のページから参加申し込みができます。
※参加費は、一般500円、会員無料です。
※ 現在、会場の定員は100名となっています。